じんわりサイコホラー『ゲット・アウト』を見てみた件

Amazon videoの新作で、『ゲットアウト』がでてたので、さっそく鑑賞。

もともと映画館で見ようか迷って、”よくある神様オチ” だろーとおもって、やめたやつ。レンタルなら見る価値ありだけど、劇場でみなくて良かった。

あらすじストーリー

「パラノーマル・アクティビティ」「インシディアス」「ヴィジット」など人気ホラー作品を手がけるジェイソン・ブラムが製作し、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが初メガホンをとったホラー。

低予算ながら全米で大ヒットを記録し、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した。アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。

過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。

そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。 by 映画.com

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評価 65点★★★

中盤までは80点くらいどきどきしてたのに、後半のうわ。。。っておちで一気に普通の作品に。他のレビューサイトだと結構評判高いので、人によるのかも。あと普段のアメリカンホラー?よりも日本のじっとりとしたホラーに近かった気がする。

ネタバレ感想レビュー(注意!)

クリスとローズいちゃいちゃしすぎだろ

もちろんあとでの伏線なのはわかるけど、何にしても長すぎる。そのまま始まるんじゃないかと思うくらいで、もう少し減らしてほしかった。

アメリカの黒人差別(人種差別)は別格な題材

個人的には、日本での人種差別を題材の話は少ないと思ってる。(あるから!ってひともいるだろうけど)移民が少ないからそもそも議題になりづらい。

ただ移民国家アメリカは、奴隷解放宣言 *1  まで、黒人を奴隷としていた歴史がある。しかも南北戦争当時の南部経済を支える裕福な白人農園主にとって、黒人奴隷は重要な労働力(安価だし)だったことから、奴隷制の維持=黒人差別(ジム・クロウ法とか)も根強かったそう。

そんななかで、今回のような「白人の裕福な家庭が、黒人を働かせてる」+なにか怪しい

のは結構人種差別の歴史がある国であれば、だいぶキャッチーだなと思ったり。

*1 1862年南北戦争中のアメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが、南部連合が支配する地域の奴隷たちの解放を命じた宣言

ミッシー・アーミテージの催眠術ってどこまですごいんだよ

ローズの母ちゃんが、クリスに催眠術かけるシーンだけど、薬のなしに意識を失わせるとか無双すぎ。しかもティーカップで音出すと、睡眠状態にできるとかもはや超能力だろ。

アーミテージ一家がサイコすぎる

まー催眠術⇨脳みそ取り替えて、人格乗っ取るって話自体はいいとしても、ローズがいけてる黒人を誘惑して、実家に誘い込む。弟(ジェレミー)は、拉致からトラブル対応。母親(ミッシー)が催眠術かけて、親父(ディーン・アーミテージ)が外科医で、さらった黒人の脳移植とか、パズドラなら14連くらいのコンボで、ほんとサイコすぎる。

伏線よくできてた「Get out! Get out!(出ていくんだ!出ていくんだ!)」の意味

CMでもよく出てたのが、伏線なのは良かったなー。ローガンがフラッシュで催眠術が解かれた際に、行った映画のタイトル「Get out!」は、クリスに行ったのではなく、ローガンを乗っ取っただれかに向けている言葉。

家政婦のジョージナの否定シーンは良かった

クリスが「白人ばかりでつらくね?」って聞いた時のジョージナが、言葉につまったあとで、Noを連発して、笑顔で泣くシーン。本作の目玉なきがするくらい。いい演技。落ちみた後だとやっと「沈んだ地」から感情が溢れ出せたんだなと。うーん良かった。

黒人賛美は嫌味でなく、ほんとに黒人に憧れていてバランスとれてた

「これからは黒人の時代」「オバマ大統領に3期があれば投票する」「黒人遺伝子が素晴らしい」などなど映画では、クリスは嫌味に受け取っていた言葉の多くは本心で語られたいたこそのみんな移植だったんだなと。

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キャスト

  • クリス・ワシントン – ダニエル・カルーヤ: 写真家の黒人青年。
  • ローズ・アーミテージ – アリソン・ウィリアムズ: 大学生。クリスの恋人の白人女性。
  • ミッシー・アーミテージ – キャサリン・キーナー: ローズの母親。催眠術を使用する心理療法家。
  • ディーン・アーミテージ – ブラッドリー・ウィットフォード: ローズの父親。脳神経外科医。
  • ジェレミー・アーミテージ – ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ: ローズの弟。医学生。
  • ロッド・ウィリアムス – リル・レル・ハウリー: クリスの親友。黒人系。TSA(運輸保安庁)に勤務している。
  • アンドリュー・ローガン・キング – キース・スタンフィールド: アーミテージ家のパーティに招かれた客。黒人系。
  • ジョージナ – ベティ・ガブリエル: アーミテージ家の使用人。黒人系。
  • ウォルター – マーカス・ヘンダーソン: アーミテージ家の庭の管理人。黒人系。
  • ジム・ハドソン – スティーヴン・ルート: 盲目の画商。クリスの写真も審査しているという。

まとめ

最後のローズがやられる様はざまーってなるけど、なんか終わりがもったいなかったなー実は他の地域でも行われていたとか。ロッドが実はローズみたいな誘い込み役だったとか。ホラーらしく。バッドエンドも良かったなーと思ったり。まーでもレンタルなら楽しめる内容だった! 次何見るかなー。

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