ハングオーバー監督が描く、武器商人コンビ『ウォー・ドッグス』が面白い

結構重要な役でブラッドリー・クーパーがでてきて、「おお!」と思ったら、ハングオーバーシリーズのトッド・フィリップス監督だったんだな。武器商人(しかも実話!)っていうテーマなのに、コメディ織り込まれてて最後まで一気に見終わった。

やっぱいい監督は何してもうまいんだなーと実感。

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がっつりストーリー

「ハングオーバー!」シリーズのトッド・フィリップス監督が、武器商人の若者の成功と転落を実話をもとに描いたコメディドラマ。イラク戦争真っ只中のアメリカ。

マイアミビーチで暮らす若者デイビッドとエフレムは、知名度の低い公募入札を利用し、米軍相手に武器販売の契約を取り付けることに成功する。大金を稼ぐようになり贅沢な暮らしを送りはじめる2人だったが、アフガニスタン軍に武器を調達する取引に手を出したことから予想外の事態に陥ってしまう。

「セッション」のマイルズ・テラーと「ウルフ・オブ・ウォールストリート」のジョナ・ヒルが主演を務め、「ブレードランナー 2049」のアナ・デ・アルマス、「ハングオーバー!」シリーズのブラッドリー・クーパーらが共演。

5段階レビュー評価 ★★★★4「ドラマのような実話」

最近見た中でも、結構面白かった。実話ベースの映画って、やっぱり結末や展開に限界があって、つまらないものが多いんだけど、本作はオチ含めてしっかりしてた。映画内容はもちろんだけど、やっぱり脚色入れつつ面白くできたのはすげーなと。

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ネタバレ感想レビュー「良作。しかもラストもしっかりしてる!」

コメディ要素◎だけじゃない

ハングオーバーシリーズ監督だけあって、コメディ要素はかなり良かった。最初のギャングに大麻で現金騙し取られそうになったときに、マシンガンは笑えた。ただ結構夫婦喧嘩や、エフレム(ジョナ・ヒル)の話術など、人と人の駆け引きは、結構楽しめた。

死の三角地帯(スンニ・トライアングル)こええ!

作品内で、フィリップ・サントス大尉に、ベレッタ届ける為にスンニ・トライアングル(死の三角地帯)トラックで抜けるシーン。いや怖すぎだろ。荒野のど真ん中でターバン巻いた武装勢力のトラックに追われるとかね。エフレムと運転手のまったり具合も良かった笑

セッション主人公(デビッド・パッカウズ)が成長してる!

セッションでは、意識高い学生だったのが、本作では温厚だけど野心にあふれた演じれたと思う。ただ言い訳がましいのはちょっと。。だけどそこも役所だとしたらやっぱりしっかりしてたな。

ラストシーン。全てはヘンリー・ジラード に操られたのビビる

ラストシーンで、ヘンリー・ジラードが、デビッドとホテル一室で会うシーン。最初は殺すのかも?と思ったけど、いきなり謝罪。逮捕のきっかけは、AK系※ 1億発 が中国産と騙されたのきっかけだけど、世界的な武器商人が謝罪しなくね?と思ってた。

ただ ①FBIに逮捕された事(武器取引はできなくなる)②自分(ヘンリー)の名前を吐かなかった事 ③運転手を殺害した事 ④たまたま出会ったのではなく、最初から取引をするつもりで近づいた(準テロリスト指定でアメリカ国防総省と取引できない)

④点全ての口止めのための現金だったんだなと。あと最後まで、中国産とはしらなかった体だけど、そこもやっぱり知ってたんじゃないかと思う。ヘンリー(世界的な武器商人)を欺くリスクをいくら小国とはいえしないだろと。

※AK系(AK-47・AKM
世界で最も人間を殺害した武器として、現在も派生型が砂漠やジャングル、極地など、あらゆる世界の紛争地帯における軍隊や武装勢力の兵士にとって、最も信頼される基本装備。1949年,ソビエト連邦軍が制式採用した自動小銃。

結論「見ても損なし」

ブラッドリー・クーパーは、ハングオーバーだけでなく、「ミッドナイト・ミート・トレイン」「リミットレス」でも見てたけど、本当格好いい俳優だなー演技うまい上に、コメディからシリアスできるのは本当すごいわ。

あとトッド・フィリップス監督いい感じだなーこれから見かけたら絶対みる。

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