洞窟パニックホラー映画『ディセント』6人女性冒険家 vs モンスター いい線いってる

洞窟パニック系は、ジェームズ・キャメロン製作総指揮「サンクタム」が有名かな? メインは自然(特に水)との戦いなので、結構ドキュメンタリーよりなので、全然ホラーとしては微妙だったけど、本作は「ホラー」にふさわしい内容だった。

本作は、結構前にみたんだけど、amazon video・netflixに取り扱いがなくて、どうしようかなーと思ってたら、Netlifxに登場したので、久々視聴!

たまーに洞窟×モンスター系もあるけど、結構本作は、結構模倣されてて、良作。

あらすじストーリー

「ドッグ・ソルジャー」のニール・マーシャルが監督・脚本を手掛け、英国インディペンデント映画賞で最優秀監督賞を受賞したサスペンス・ホラー。

アパラチア山脈奥地の地下洞窟へ冒険旅行に訪れた女性6人の仲良しグループ。しかし、スリリングな洞窟探検を楽しむ中、落盤によって出口がふさがれ、迷宮のような洞窟に閉じ込められてしまう。

不安と疲労にさいなまれながら出口を求めて暗闇の中をさまよう彼女たちを待ち受けていたのは、見るもおぞましい怪物達だった。

評価レビュー ★7 「怪物だけじゃない。絶望」

結構この手の怪物系は、スプラッター系では、無残(単純にグロいだけ)が多いけど、本作のテーマは「絶望」だろうと思う。監督は女性に対して、「何らかのトラウマがあるでしょ?大丈夫か監督?」と思うほど、絶望を味合わされていく。どちらかというと肉体的もだけど、精神面ではすごい。

全体のストーリーもしっかりしてて、洞窟映画ものって、撮影が結構大変。光源が少ない分、リアリティを出すとかなり暗いので、うまく撮影したなーと。ホラー好きなら一度はおすすめ。

ネタバレ感想レビュー「絶望オンパレード。ラストはどうなんだろ。」

絶望1:しょっぱなから家族(旦那・娘)死亡

本作の絶望ヒロイン サラ。やっぱり洞窟行きのきっかけになった、旦那・一人娘の死。しかもまあまあ無残で、あーこれハッピーエンドはなさそうと思ったオープニング。

絶望2:観光地かと思ったら、未開の地。救助は来ない。

アパラチア山脈 > チャトゥーガ国立公園内の観光地「ボアム洞窟」かと思ってたら、全くの未開の地。しかもネタバレが、結構崩落後、戻れないとかね。ジュノの「あなたの名前をつけるの!」とかお花畑。救助もだけど、中級者だけで開拓は無謀すぎるだろ。

絶望3:モンスターうじゃうじゃいる

暗闇生活らしく目は見えず、音のみに反応する。どんな背景で、モンスターが誕生したのかは解説して欲しかったけど、人間ベース(途中女性風な描写あり)から、金具残した100年前の探検家の成れの果てかな。

あとモンスター自体がしっかり作ってて、幻滅せずに最後まで観れたのはよかった。特に目・口の中の描写多かったので、製作陣としても観て欲しかったんだろうな〜4足歩行がめちゃくちゃリアルで、俳優・CG両方しっかりしてた。

絶望4:ジュノはベス殺したうえに、元旦那と浮気してたというとどめ。

正直、ジュノがホリーをモンスターから救おうとして、2匹と怪物と戦って、いきなり背後から足音したら、自分も勢いあまって。。はありそうだなと思う。(ていうか声かけろよベス)ただ見殺し+元旦那と浮気は、サラをどん底にするには十分すぎるな。

絶望5(ラスト):出口!車あった〜逃げ切った! → 夢オチ

いやーずるい。ジュノの足にピッケルぶっさして、復讐できたのはいいけど、ここでの夢オチはひどい。ジュノが助手席に現れた時点で、「??」そんな映画じゃないだろ。と思ったらこれだよ。

絶望6:おかしくなってるサラ

夢オチはあれだけど、松明が誕生日ケーキになって、亡き娘と祝ってて現実逃避は完全におかしくなってる。ディセント2ももっかいみたいなー。

結論「ホラー好き観てよし!」

何様?笑 だけど、洞窟もののなかではしっかりしてて、面白い。とくにただのホラーというより、「徹底的な絶望」をテーマにもってるのがいい。個人的にはハッピーエンドが好きだけど。ディセント2みたいなー。

キャスト

役名 俳優
サラ シャウナ・マクドナルド
ジュノ ナタリー・メンドーサ
ベス アレックス・リード
レベッカ サスキア・マルダー
サム マイアンナ・バリング
ホリー ノラ=ジェーン・ヌーン
ポール オリヴァー・ミルバーン
ジェシカ モリー・ケイル

スタッフ

  • 監督・脚本:ニール・マーシャル
  • 製作総指揮:ポール・スミス
  • 製作:クリスチャン・コルソン
  • 共同製作:ポール・リッチー
  • ストーリー・ボード:ジム・コーニッシュ
  • モデル製作:ミッキー・ケルム
  • 撮影:サム・マッカーディ
  • 美術監督:サイモン・ボウルズ
  • アート・ディレクター:ジェイソン・ノックス・ジョンソン
  • 音楽:デイヴィッド・ジュリアン
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