映画『ラ・ラ・ランド』あらすじ・感想レビュー・ネタバレ

先にいっておくと、自分はミュージカル映画が「嫌い」

『マンマ・ミーア!』(原題: Mamma Mia!)は、2008年メリル・ストリープ主演のミュージカル映画。見終わった時はほんとイライラしたのを覚えてる。(マンマミーア好きの人すみません・・・)

『プラダをきた悪魔』が面白すぎで、メリル・ストリープがでてるし、『007 ゴールデンアイ』ピアース・ブロスナンまで!と思ったら、まさかの『あれ』・・・

というわけで、ミュージカル映画嫌いだけど、機会(netflix)があったので『ラ・ラ・ランド』を見てみた。

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ラ・ラ・ランド あらすじ
各映画サイト レビューまとめ
レビュー評価
ネタバレ感想レビュー
結論

ラ・ラ・ランド あらすじ

売れない女優(ミア)とジャズピアニスト(セバスチャン)の恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。

夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャンと出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。

やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから二人の心はすれ違い始める……。

「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。

第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、チャゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した。

『ラ・ラ・ランド』各映画サイト レビューまとめ 2018年8月16日時点

やっぱり前評判どおりの圧倒的人気。平均で5段階中4超えはやばいなと。ただアンチも多く意見が結構われてるなーと言った印象。

Yahoo映画 4.06 評価:17,433件)

映画.com 3.9点評価:1,160件)

filmarks 4.0点

というわけで、おおむね評価は高そう。オーシャンズシリーズってだけでも見るけど、良作っぽいのは嬉しいかも。

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『ラ・ラ・ランド』評価レビュー「面白くて、ひたすら美しい。本作製作陣は絶対覚えた方がいい」 ★8/10

ミュージカル嫌いな自分が『ラ・ラ・ランド』を見た結果、面白かった。これはミュージカルが面白いのではなく、『ラ・ラ・ランド』が面白いが正しい気がする。「ありがちなわざとらしいミュージカル」がなく、自然に入っていけるのはすごい。

普通の映画の評価は、「脚本がいい」「アクションがいい」などいくつかの見所があるけど、本作でいうなら自分は「カメラワーク」「脚本」「音楽」「映像」「俳優陣」多くの見所があったと感じる。

というわけで ★ 8/10

『ラ・ラ・ランド』ネタバレ感想レビュー「表現だけじゃない 夢と現実の描き方が最高」

全体のストーリー流れ

個人的には四部構成。アップテンポでミュージカルにありがちな自己満箇所がなかったのはほんといい。

①不遇の環境 ②出会い ③成功 ④五年後の現実

不遇の環境:売れない女優(ミア)とジャズピアニスト(セバスチャン)

女優志望のミア
珈琲店でアルバイト。来店する有名女優に憧れをいだきつつ、オーディションもなかなか合格できず意気消沈気味。

売れないジャズピアニスト(セバスチャン)
才能はあるものの、「自分がやりたいこと」と「求められる音楽」への葛藤からなかなかうまくいかなかった。

②出会い:思いやりが随所にあって、入り込める

個人的には一番好きなパート。セバスチャンがバーで「調子に乗って勝手な伴奏」をしたせいでリストラされたタイミングの初対面笑 そのあとホームパーティで再開。パーティ後の二人のダンス・タップダンスもさすがで見入ってしまった。

特に、セバスチャンが、車はこのあたりだといっていたのに、実はミアと歩くために遠回り(というか会場真ん前なので、Uターン)したのはいいなーと思った。

そのあとも仲良いデートが続くけど、予定調和な映画というより、「ミアとセバスチャン」がほんとはありえないミュージカルにもかかわらず「生きてる」と実感できたのはすごかった。

③成功:夢と現実の描き方が最高

ここも好きだったなー。セバスチャンが、「自分がやりたいこと=エゴ」を曲げたきっかけはミアの働いてほしい・店を出して欲しい という想いを汲み取ったのは間違いないし。

結果、少しやりたいことではないものの、成功を勝ち取ったセバスチャン。ただそのせいでミアとのすれ違いもふえる。

④五年後の現実

あれ?? って思うのは、ミアがおっちゃんとキスしてて、子供まで。女優としては成功納めており、現実では成功している。旦那とたまたまたちよったおしゃれなバーの名前は、ミアがセバスチャンに提案して断られたはずの店名「セブズ」。

伴奏の後、店長としての挨拶するセバスチャンは、ミアと目があってのち、ピアノへ。二人が初めてあった際の曲「city of stars」を弾き始める。

最後店を後にするミアが振り返ると、セバスチャンが目が合い。お互い笑顔で頷いてエンティング。

番外:圧巻のオープニング

冒頭圧巻オープニングから度肝抜かれた。6分間ぶっ通しがすごいだけじゃない。カメラワークがスムーズで自然「お前はミュージカル映画を見にきたんだぞ!」ってはっきり言われた感じがよかった。

番外:セバスチャン役のライアン・ゴズリング あんたすごいよ

あまり俳優ですごいって思わないけど、本作は別。ライアン・ゴズリング好きになったわ。もともとディズニーチャンネルの番組ミッキーマウスクラブ(同期にはブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラ)で、後に有名歌手になるキャストたちと一緒に歌っていた経歴にふさわしく、音楽の演奏はマジですごかった。

結論:ミュージカル嫌いな人ほど、「絶対」観た方がいい

これは2回目もみる。なんとなく観ない作品は多いけど、やっぱり普段観ないものほど、発見おおいかも。今度から他ジャンルもみてみるかな。

『ラ・ラ・ランド』映画情報

スタッフ

監督:デイミアン・チャゼル
製作:フレッド・バーガー
ジョーダン・ホロウィッツ
ゲイリー・ギルバート
マーク・プラット
製作総指揮
モリー・スミス
トレント・ラッキンビル
サッド・ラッキンビル
脚本
デイミアン・チャゼル
撮影
リヌス・サンドグレン
美術
デビッド・ワスコ
衣装
メアリー・ゾフレス
編集
トム・クロス
音楽
ジャスティン・ハーウィッツ
作詞
ベンジ・パセック
ジャスティン・ポール
マリウス・デ・ブリーズ
音楽監修
スティーブン・ギシュツキ
振付
マンディ・ムーア

キャスト

  • ライアン・ゴズリング:セバスチャン
  • エマ・ストーン:ミア
  • キャリー・ヘルナンデス:トレイシー
  • ジェシカ・ローゼンバーグ:アレクシス
  • ソノヤ・ミズノ:ケイトリン
  • ローズマリー・デウィット:ローラ
  • J・K・シモンズ:ビル
  • フィン・ウィットロック:グレッグ
  • ジョシュ・ペンス:ジョシュ
  • ジョン・レジェンド:キース
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